教育的コンテンツで付加価値をつける

医療従事者、出版社および製薬業界は、力を合わせて新治療や治療法の開発を推し進めています。ある特定の薬剤および治療の詳細に加え、評価、縦断研究そして観察を通して、信頼でき有用な情報は、この過程における不可欠な要素です。

最近の研究[Lau, 2017]によると、34%の医者が、医療従事者向けウェブサイト上の薬剤情報は信頼できると考えており、以前と比べて薬剤に関する情報は多くなっている中で、医療従事者は、使用する資料を見定めていることが明らかになりました。

薬剤に関する情報を提供するオンライン資料はたくさんありますが、その質には雲泥の差があります。英国医師会は医学生に、以下のようなアドバイスをしています[BMA, 2016]。「患者の信頼を維持し、患者が利用可能な最高のケアを継続して受けられるようにするには、医療専門家と製薬業界が、健全で透明性のある関係を持つことが大切です」この透明性の必要性は、医療従事者が知識を得るために使用するコンテンツについても言えることです。

評判の良い出版社による医療従事者のための教育的コンテンツは、中核となる薬剤情報を提供するばかりでなく、業界の広い知識に支えられています。この情報を求める医療従事者は、アクセス可能で信頼できるコンテンツを調べていると確信ができます。

 

医療従事者向け情報コンテンツの追求

医療従事者は、臨床上の判断を下すことに慣れており、信頼できる情報源を探す時にもその評価スキルを利用します。それでは、情報を追い求めている時に、彼らはどこを探すのでしょうか?ある調査[Andrew, 2013]によると、医者の多くは、第三者による無名のウェブサイト同業者のネットワークおよび専門機関に頼っているということです。専門家同士のグループは強力なもので、医療専門家は、情報を求める際に明らかに仲間を頼り合うようです。けれども、特にPDF文書や信憑性を確認できないブログポストなどを共有している場合は、このネットワークの保有する情報は、必ずしも最新のものではないかも知れません。

医療従事者の中には、薬剤関係のウェブサイトを見るよりも、同業者ネットワークを利用する人の方が多いと報告している[Andrew, 2013]ことを考慮すると、特に手順やベストプラクティスが頻繁に更新される変化の多い医療分野においては、最新情報にアクセスできているかどうかが、心配の種となるかも知れません。実際、2016年に行われた研究[The Holmes Report, 2016]によると、特に若手の医者(1982年~2000年の間に生まれた「ミレニアル世代」)は、第三者の情報源で正当性を確認してから、その情報に基づいて行動を取るということが分かっています。ミレニアル世代の医者のなんと79%が、どこか他で情報を見つけた後に、製薬会社が提供する情報を単に参照するだけなのです。

これはつまり、医者はこれらの情報源を発見の主なポイントとしているので、第三者を通しての上質な情報を提供することに製薬会社が重点を置かないと、関係性向上の機会を見逃すことがあるかも知れないこと、医療従事者および製薬会社の両者が注目することが大切であるということです。製造者からの情報への結びつきがある時に初めて、医者は必要な情報を製薬会社に頼るようになるからです。

 

医療従事者に情報提供する革新的な方法

製薬会社が医療従事者に情報を提供する基本的な方法として、広告が知られていますが、デジタル化が進む環境では、教育的で役立つ情報を伝達するには、他にも様々な方法があります。

例えば、製薬会社がWileyのような出版社と提携すると、コンテンツフィード、Eラーニングモジュール、ウェビナー、ホワイトペーパーおよび専門分野のマイクロサイトなどを上手に活用することができます。医療従事者が各自の専門分野における最新情報を検索する際に、これらが役に立つでしょう。このようなタイプのコンテンツにアクセスすることで、議論の探索、サンプルの閲覧およびコンテキスト化情報へのアクセスが可能になります。また、Eラーニングのようなプロジェクトに関しては、様々な言語で情報を提供することもできます。

コンテンツサービスのその他の付加価値要素は、フォーマットが柔軟なので、医療従事者の興味を引くでしょう。

  • マルチメディア・コンテンツ
  • 携帯等での閲覧を念頭に置いていないPDF文書ではなく、検索機能を持った携帯機器用に最適化されたサイト
  • 簡単に言えば、最新の開発に関する情報を医療従事者に提供する実用的なガイドということです。

このようなタイプのコンテンツサービスは、製薬会社との提携で出版社が提供しています。そのため、製薬会社が単独で提供するコンテンツと比べて、より客観性があると見られます。

出版社が関与すると、査読過程を経た情報を提供することが基本であるため、あるコンテンツを読んでいる医療従事者に、情報の質を確信させる手助けとなります。つまり、医療従事者が本当に興味を持てる製薬会社からのコンテンツは、単なる広告を遥かに上回るものなのです。

 

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